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2013年12月31日

東京都渋谷区による野宿者・支援者の強制排除(映像記録/2013年12月29日)

2013年12月29日夜、東京都渋谷区による野宿者・支援者の強制排除が区内の宮下公園で発生しました。
この一部始終を「ビデオジャーナリストユニオン」が映像記録しています。

上はそのごく一部です。
こちらのページで他の映像記録も観ることができます。


以下はわたし(中村順)の個人的意見です。

12月29日午後10時半から30日未明にかけて、渋谷区が生活困窮者を区内宮下公園から強制排除しました。
この寒空の下、寝るところ・食べるものにも困っている人たちを追い出す。
行政による人殺し」と批判されてもしかたのない暴挙です。

渋谷区は公園からの野宿者の退去を要求するのなら、代替地を用意するべきでした。
たとえば区役所地下駐車場を開放するなど。

それぞれの立場で様々な言い分はあるでしょう。
けれども12月末の寒気の中、ただ無闇に野宿者を排除するのは「生存権の侵害」です。
人殺し」にも近い蛮行です。
なにはともあれ人殺しは止めろよと、それだけを言いたい。

しかも渋谷区による「野宿者排除→生存権侵害」は今回が初めてというわけではありません。
これまでにも区内各所で野宿者排除を続けてきました。
いわば「生存権侵害」「人権侵害」の常習区なのです。
渋谷区は「人権感覚」という点で東京の中でも「最悪」ではないでしょうか。

野宿者排除は文字通り「いのちにかかわる」問題です。
全てのヒトは「寝る」ために一定のスペースを必要とします。
「生きる」ためには寝なければならない。
そのためには、誰だってある程度の空間を「占有」しなければなりません。

「土地」は大雑把に言って「私有地」と「公有地」に分けられます。
もし「生きる」ため必要に迫られて、どこかの「私有地」で寝ていたら、追い出されるのはもちろんのこと、不法侵入などで逮捕されてしまう可能性も高い。
そのため寝場所を失った人たちは「公有地」である公園や区役所地下駐車場を「緊急避難」的に使用しているのです。
「生きる」ために、やむなくそうしているのです。

それらの避難場所から追い出されることは、全ての人間に絶対必要な「寝る」ためのスペースを奪われることです。
寝ないで生きていけるヒトはいるのでしょうか?

渋谷区は憲法も人権も無視した「野宿者排除→生存権侵害」をやめてください。

渋谷区は「人間排除」をやめてください。

渋谷区は「人殺し」をやめてください。


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投稿者 kihachin : 2013年12月31日 08:00

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