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2014年04月15日

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』から

村上春樹さんのエッセイ集『走ることについて語るときに僕の語ること』文藝春秋(2007)から、特に印象深かった部分を抜書します。

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引用文の後 [ ] 内は『走ることについて語るときに僕の語ること』単行本(2007年)のページです。

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』
走ることについて語るときに僕の語ること』文春文庫

 小説家という職業に──少なくとも僕にとってはということだけれど──勝ち負けはない。発売部数や、文学賞や、批評の良し悪しは達成のひとつの目安になるかもしれないが、本質的な問題とは言えない。書いたものが自分の設定した基準に到達できているかいないかというのが何よりも大事になってくるし、それは簡単には言い訳のきかないことだ。他人に対しては何とでも適当に説明できるだろう。しかし自分の心をごまかすことはできない。 [22]
 長編小説を書くという作業は、根本的には肉体労働であると僕は認識している。 [110]
 真に不健康なものを扱うためには、人はできるだけ健康でなくてはならない。それが僕のテーゼである。 [135]

1970年代の終わりに村上春樹デビュー作『風の歌を聴け』が出た頃から、わたし(中村順)は村上作品を「食わず嫌い」していました。
正確には『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』の最初のほうは読んだことがあります。
そのとき「スタイリッシュな小説で、たしかに格好いい。でも自分には合わないな」と感じました。
さらに当時の「村上春樹ファン」の知人たちにも釈然としない点が多く、「彼/彼女らが誉めそやすものは、ロクなものじゃないだろう」と、そんな反発もあってずっと「食わず嫌い」していました。
近年になって、佐藤優さんと内田樹さん(※)の文章を通じて、村上作品(小説・エッセイ)および翻訳に興味を惹かれるようになり、現在も「猛烈なファン」というわけではないと思いますが(笑)、村上春樹さんの本は何十冊か読んでいます。
今後も新たな著書がでたら、きっと読むでしょう。

(※佐藤優さん・内田樹さんには「親イスラエル」という共通点がありますね。わたし[中村]もそうですが)

そういうわけで、弊ブログ(もう10年くらいそれなりに続けている)にて村上春樹さんを取り上げるのもこれでやっと二度め。
以下はその第1回めの記事です。

村上・チャンドラー・フィッジェラルド・ディケンズ

(※『走ることについて語るときに僕の語ること』を「Amazon」「楽天」で購入する)

Amazon : 村上春樹


投稿者 kihachin : 2014年04月15日 09:00

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