【お勧めの本】深尾葉子『魂の脱植民地化とは何か』青灯社(2012) 更新!

« 「ヘイトスピーチ」に関するツイートまとめ | メイン | 【お知らせ】白井康彦『生活保護削減のための物価偽装を糾す』出版記念講演会(東京・四谷、2014年09月29日) »


2014年09月10日

物語のタイトルしりとり(その4)

わたし(中村順=喜八)が「好き」もしくは「強い印象を受けた」物語(小説・映画・TVドラマ・アニメなど)のタイトル「一人しりとり」その4です([その1]・[その2]・[その3])。
この尻取りも、いよいよ佳境に!?

スポンサードリンク

その3」最後の項目、『宇治拾遺物語』(うじしゅういものがたり)からの続きです。


【り】流氷民族』(りゅうひょうみんぞく)
山田正紀(やまだ まさき)のSF小説。早川書房の月刊誌「SFマガジン」に連載された時(1974年10月号〜75年01月号)のタイトルは『流氷民族』で、後に単行本化された時に『氷河民族』に改題。近年ハルキ文庫に収録された際、元の『流氷民族』に戻される。
わたし(中村)は「SFマガジン」を自分で購入し始めた中学生の頃、『流氷民族』連載に出会い、毎回ワクワクしつつ読みました。


【く】くじ
シャーリー・ジャクソンのホラー短編小説。さまざまなアンソロジーに収録されている、有名な作品です。
たしかに、この話は怖い…。


【じ】地獄の子守唄」(じごくのこもりうた)
日野日出志のホラー漫画。
圧倒的にグロテスクかつ、恐ろしい。
わたしはこの作品が漫画誌「少年画報」で発表された時、家の近くにあった小さな書店で立ち読みして、驚愕しました。
現在に至るまで「日野日出志の『地獄の子守唄』は凄い…」と、強烈な印象が残っています。
後に、J・G・バラードのSF短編「最後の秒読み」(※『時間都市』収録)に似ている話だと気づきました。
近年に大ヒットした漫画『DEATH NOTE』も同じタイプのストーリーです。


【た】宝島』(たからじま)
ロバート・ルイス・スティーブンソン作の海洋冒険小説。登場する海賊たちの1人ジョン・シルバーの造形が素晴らしい。
わたしには子どもの頃から「帆船好み」が強くあるようです。
それは、『宝島』の影響、および日本画家・川合玉堂の弟子だった祖父(家業が傾き、画業を諦めて、大蔵省職員に)からの影響があるようです。


【ま】魔界都市〈新宿〉』(まかいとししんじゅく)
菊地秀行(きくち ひでゆき)のデビュー作となった、SFファンタジー小説。大地震のために「魔界都市」と化した東京都新宿区を舞台に犯罪者・魔術使い・超能力者・怪物などが争いを繰り広げる。


【く】くわせもの
田中康夫(たなか やすお)が私怨をストレートに吐き出した短編小説。福武書店(ベネッセコーポレーション)の文芸月刊誌「海燕」1989年09号掲載。
某有名人の娘に翻弄された顛末を描いています。
正直に言って、いい作品ではありません。むしろ、その正反対。
わたしが政治家・田中康夫氏を支持することがないのも、この「くわせもの」を読んだことが原因になっているようです。


【の】野のユリ』(ののゆり)
シドニー・ポワチエ主演の映画。アメリカ合衆国アリゾナ州が舞台。流れ者の黒人青年(ポワチエ)が、東ドイツから来たカトリック修道女たち(ほとんど英語が話せない)と知り合い、ともに協力しつつ、ときに諍いつつ、荒野に教会を築き上げるまでを描く。劇中歌「エイメン」(動画)が有名。
後年、ウーピー・ゴールドバーグ主演で作製された『天使にラブ・ソングを…』(予告編)は『野のユリ』のオマージュ作品でしょう。
わたしがキリスト教に対して温かい気持ちをもっているのも、小学生の頃にテレビ放映で観た『野のユリ』など映画の影響もあるかもしれません…。

その5に続きます…。

Amazon : ロバート・ルイス・スティーブンソン


投稿者 kihachin : 2014年09月10日 08:00

« 「ヘイトスピーチ」に関するツイートまとめ | メイン | 【お知らせ】白井康彦『生活保護削減のための物価偽装を糾す』出版記念講演会(東京・四谷、2014年09月29日) »