【お勧めの本】深尾葉子『魂の脱植民地化とは何か』青灯社(2012) 更新!

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2014年09月18日

物語のタイトルしりとり(その5)

わたし(中村順=喜八)が「好き」もしくは「強い印象を受けた」物語(小説・映画・TVドラマ・アニメなど)のタイトル「一人しりとり」その5です([その1]・[その2]・[その3]・[その4])。

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その4」最後の項目、映画『野のユリ』(ののゆり)からの続きです。

【り】リバーワールド
フィリップ・ホセ・ファーマーのSF小説シリーズ。「事故」により絶滅した人類が何者かにより(?)復活されられる。それもネアンデルタール人から21世紀の人類までの全員が(ただし5歳以下の子どもは除く)。その世界は全長1千万マイルの大河とその川辺によっていて、「リバーワールド」と呼ばれる。人々はやがて社会を作り、国家を形成し、戦争を始める。そして、川の源流を目指す──この世界の謎を解くための──探索が行なわれるようになる。
リチャード・フランシス・バートン(探検家)・マーク・トゥエイン(作家)・シラノ・ド・ベルジュラック(剣豪)・ジョン王(13世紀の英国王)・ヘルマン・ゲーリング(ナチスドイツ幹部)などが登場します。
フィリップ・ホセ・ファーマーはわたしが大好きな作家の1人です。


【ど】ドランのキャデラック
スティーブン・キングの短編小説。
妻をギャングに殺された小学校教師が、独力でギャングたち(幹部と2人のボディガード)に復讐する物語。
短篇集『ドランのキャデラック』(文春文庫)に収録されています。
わたしはスティーブン・キングの短編作品では「ドランのキャデラック」に最もこころ惹かれます。

ドランのキャデラック


【く】クロスファイア
宮部みゆきさんによる長編小説。この長編とそれに先立つ短編「燔祭(はんさい)」は、スティーブン・キングファイアスターター』のオマージュ作品です。
念力放火能力(パイロキネシス)という超能力をもつヒロイン青木淳子の破壊と死と愛の物語。


【あ】怪しい来客簿』(あやしいらいきゃくぼ)
色川武大(いろかわ たけひろ)の玄妙な味わいを持つ短篇集です。
色川武大は阿佐田哲也(あさだ てつや)という別名でギャンブル小説も書いています(代表作は『麻雀放浪記』)。
わたしは色川武大=阿佐田哲也作品を愛している、と言ってよいでしょう。


【ぼ】冒険者たち』(ぼうけんしゃたち)
リノ・バンチュラアラン・ドロン共演の映画。
男2人・女1人の3人組が、財宝探しを試み、悲劇的な結末に至るというストーリー。
小学生のとき、テレビ放映で観て、大いにシビれました。
いま観直すと、もしかしたら「甘すぎるストーリー」と感じるかもしれません…。


【ち】沈黙』(ちんもく)
遠藤周作が江戸時代の隠れ切支丹弾圧を描いた小説。
遠藤作品ではベストでしょう。加えて、わたしは「『沈黙』は日本語で書かれた小説のうち、最良のひとつ」だと思っています。


【く】くだんのはは
小松左京のホラー短編小説。各種のアンソロジーに収録されることの多い、定評ある作品です。


【は】橋のない川』(はしのないかわ)
住井すゑの大河歴史小説。被差別部落に生まれ育った兄弟を中心として、いわれのない差別に苦しむ人々と社会の歪みを描く。
わたしは『橋のない川』第1部〜7部をなんど読み返したか分かりません。
もし、わたしが「ノーベル文学賞」を日本の小説から推薦するなら(あり得ない想定ですが)、住井すゑ『橋のない川』と遠藤周作『沈黙』を強く推したいと思います。

(その6)に続きます

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投稿者 kihachin : 2014年09月18日 08:00

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