【お勧めの本】深尾葉子『魂の脱植民地化とは何か』青灯社(2012) 更新!

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2014年10月13日

物語のタイトルしりとり(その7)

わたし(中村順)が「好き」もしくは「強い印象を受けた」物語──小説・映画・TVドラマ・アニメなど──の「題名しりとり」その7です([その1]・[その2]・[その3]・[その4]・[その5]・[その6])。

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その6」の最終項目、黒澤明七人の侍』(しちにんのさむらい)からの続きです。

【い】「行け、小さき書物よ」(いけ、ちいさきしょもつよ)
アイザック・アシモフのミステリ小説シリーズ「黒後家蜘蛛の会」の1編。『黒後家蜘蛛の会1』(創元推理文庫)に収録。
知的な紳士たちが集う会合で、ウエイターの「ヘンリー」が名探偵役をつとめる。「黒後家蜘蛛の会」シリーズはアシモフの広範な教養に裏打ちされたエンターテインメント。ミステリ好きには(未読でしたら)お勧めします。


【よ】「夜はグリーン・ファルコンを呼ぶ」(よるはぐりーん・ふぁるこんをよぶ)
ロバート・R・マキャモンのホラー短編小説。
若いころに短期間だけテレビドラマシリーズでスーパーヒーロー「グリーン・ファルコン」を演じ人気者となった主人公。老齢となった現在は見る影もなく落魄している。が、隣人の若き売春婦が連続殺人犯に殺害されたことから、グリーン・ファルコンは蘇り、凶悪な殺人犯を追い詰めてゆく…。
短篇集『ブルー・ワールド』(文春文庫)に収録。ただし、版元品切れのようです。
マキャモンの公式サイトで無料で読むこともできます(英語)。


【ぶ】ブレードランナー
リドリー・スコット監督のSF映画作品。フィリップ・K・ディックの長編小説『アンドロイドは電気羊の夢をみるか?』が原作。人間型のアンドロイド「レプリカント」たちが奴隷的境遇から脱走し、「ブレードランナー」と呼ばれる捜査官の主人公が追跡する。リドリー・スコットによる圧倒的な映像美。熱狂的なファンを多く持つ映画です。


【な】流れよ我が涙と、警官は言った
フィリップ・K・ディックのSF長編小説。
ディックの作品では、わたしはこれが一番好きです。


【た】高い窓』(たかいまど)
レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説。
私立探偵「フィリップ・マーロウ」を主人公とするシリーズは村上春樹さんが全作品翻訳を目指しているそうです。おそらく、村上さんの好きな順に。この『高い窓』はまだ訳されていません。ということは、村上さんはそれほど評価していないのでしょう。が、わたし的には『高い窓』は心の琴線に触れる「いい」小説だと思います。


【ど】どんぐりの家』(どんぐりのいえ)
山本おさむさんの漫画作品。実在のろう重複障害者・家族・関係者を元に描かれています。
魂をグラグラ揺すぶられるような、大変な力作。


【え】エイリアン2』(えいりあんつー)
ジェームズ・キャメロン監督のSF映画。
リドリー・スコット監督の名作『エイリアン』の続編として制作された。シリーズ第1作が静謐なホラーとして撮られたのに対して、第2作はアクション娯楽作品になっています。どちらも面白い!


【つ】ツ、イ、ラ、ク
姫野カオルコさんの恋愛長編小説。圧倒的に素晴らしい。
姫野さんはたまたま日本語という比較的マイナーな言語による作家活動を行なっていますが…。
もしも英語やフランス語圏に生まれていたら、世界中にその名を轟かせる大作家であったのではないだろうか?
わたしはそう思っています。

さらに(その8)に続きます。

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投稿者 kihachin : 2014年10月13日 08:00

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