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ウエイトトレーニング(筋力トレーニング)を始めてから、一時期ですが風邪をひきやすい体質になってしまったことがあります。筋トレ開始以前は「数年に1回くらい」というペースだったのに、ひと冬のあいだに何度も繰り返して風邪をひいてしまうようになりました(現在では改善されています)。
風邪の症状がでているときに、無理をして筋肉を鍛える運動をしてはいけないということも(身に沁みて)分かりました。体調をより悪化させてしまったり、風邪の症状がいつまでもぐずぐずと抜けなかったり・・・。
ウエイトトレーニングは「良薬」だが、同時に「劇薬」でもある。これが私(喜八)の実感です。適度にトレーニングをすれば強くなれる。しかし無理をするとかえって弱くなってしまう。そればかりか健康をそこなうこともある。
ウエイトトレーニングに限らず運動をやり過ぎたがために、身体の免疫力を低下させてしまうことがあります。いわゆるオーバーワークの状態です。結論をいえば免疫力が低下した状態が長く続くと危険です。それこそありとあらゆる病気の引き金になる可能性があるからです。
「万病の素」である風邪をひかないこともトレーニングのうちといえるかもしれない、と私は考えるようになりました。風邪対策は人によっては「トレーニングにおいて、もっとも重要な要素」となる場合もありそうです。体調を悪化させてしまったら、筋力トレーニングどころではないですからね。
そもそも「風邪」という病名はないのだそうです。おもにウイルスが原因で発生する呼吸器系の急性炎症が「風邪症候群」と呼ばれていて、熱がでる・鼻水がでる・のどが痛い・頭や関節が痛い・だるい・食欲がなくなるといった症状を呈します。
また風邪(症候群)には医学的な治療方法というのもないそうです。こうすれば風邪の主原因であるウイルスを退治できるといった決定的な治療法はせず、実際にかかってしまったときは、しっかり休養をとって自然治癒力が風邪に打ち勝つのを待つしかないのだとか。
風邪のなかでも凶悪なのがインフルエンザです。普通の風邪(普通感冒)と違って、インフルエンザの場合は高熱(38度以上)・頭痛や関節痛などの強い症状が急激に現れ、ときには命にかかわることもあります。とくに慢性疾患のある人や高齢者にとっては危険です。
過去にインフルエンザの世界的な流行が何度かありました。1918年から始まったスペイン風邪の流行では、全世界で数千万人の方が亡くなっています。日本でも罹患者が2300万人、死者は38万人におよんだといわれています。
ところで、風邪はなにがなんでも忌み嫌わなくてはならないものでしょうか?
風邪は身体の免疫力の低下をしらせてくれるサインだとも考えられます。つまり「風邪は番犬」という見方もできるのです。我が家に忍び込もうとする泥棒に吠えかかる忠犬を「うるさい!」と忌み嫌う人はいないでしょう(笑)。
慢性疲労・睡眠不足・栄養の偏り・ストレスなどによる免疫力の低下を風邪は知らせてくれます。発熱ですらウイルスを駆除するために必要なプロセスなのだそうです。そう考えると風邪も意外に役立っていることになります。
「風邪対策」は、自分に備わっている免疫力を高めるための前哨戦。この戦いでは「健康」それ自体が目的ではありません。「人生の果実を大きく育てること」「楽しむこと」が最終目的だと私は思っています。食べること・運動することを通じて日々の暮らしをより豊かにするため、風邪とうまくつきあってゆきたいと思っています。
(2007-05-06追記。その後、風邪をひく頻度が激減しました。どうも「朝風呂」の習慣がいちばんよくなかったようです。朝風呂に入って、その後に筋力トレーニングをすると、かなりの確率で風邪を引きます(汗)。手洗い・うがいを頻繁に行なうことも風邪予防には大きな効果があることも分かりました)
(喜八 2003-12-13、改訂2007-11-16)
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