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頑張らないトレーニング

あっしは頑張りません(猫)

クォリティ・オブ・ライフ

頑張らないトレーニングは以下の2つを目的としています。

そして次のような方法論を持っています。

トレーニングは広い意味での「勉強」のひとつです。バーベルを持ち上げることやジョギングをすることは、コンピュータや外国語の勉強をすることと同じ意味を持つ。目的はどちらも自分の生活(生命・人生)の質を高めること。

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最初はあせらずに

「頑張らないトレーニング」なんて書いていると「ふざけているのか?」と疑惑の目で見られるかもしれません。真剣に筋力トレーニングに取り組んでいる人に怒られる可能性も大ですね(笑)。

しかし私はふざけたり冷笑的な気持ちで「頑張らない」ことを主張しているわけではありません。そして「頑張るトレーニング」を否定しているのでもありません。体力と根性を持ち合わせている人は頑張った方がよい結果を生むことも多いだろうと考えています。

人にはそれぞれ、その人なりの個性があります。その個性に適した方法を採用することが合理的だと考えているのです。

山登りに譬えて説明してみます。山の頂上まで行きたい。そう思ったらとにかく歩き始めなければいけませんね。そのとき力に恵まれている人ならいきなり走り始めて、そのまま頂上まで登ってしまうこともできるでしょう。

富士山を始め各地で行なわれている登山マラソンに参加するような人たちがいます。大変な体力の持ち主です。更にはもっと凄い人たちもいて、40kg の荷物を背負って山道を駈け上がる山岳レース(たとえば「丹沢ボッカ駅伝競走」)などもあります。まさに天狗なみです。

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体力と目的に応じて

普通の体力の人たちは歩いて頂上を目指したほうが無難です。それも最初はあまりペースを上げない方がよいでしょう。身体が慣れてくるまでは、あえてゆっくりと足を運ぶのです。山歩きは最初の30分くらいが特に苦しく感じるからです。

坂道を登ることに身体が順応してきたらペースを上げてもよいかもしれません。また最初から最後まで(頂上まで)同じゆっくりペースでゆくという考え方もあります。どちらにするかは、それぞれの人が自分の体力と目的に応じて決めましょう。

ウエイトトレーニングや有酸素運動も同じです。

最初からがむしゃらに強度の高い筋力トレーニングを行なうことが好結果を生むこともあります。本格的に競技に取り組もうとするなら、初期に自分の限界を知ることの意義は大きいという意見があります。けれども体力の乏しい人が真似したら、挫折する可能性が高くなるでしょう。

運動不足を実感している人が、ある日にわかに奮起してジョギングを始める。正月休みの期間にはよく新米ジョガーを見かけます。中年太りを克服するためフィットネス・クラブに入会する人もいます。

でも、せっかく始めたトレーニングをいつの間にかやめてしまう人が多い・・・。なぜでしょうか?

「根性がないからだ」といわれればそれまでですね。私も根性に欠けていることを自覚していますので、挫折してゆく人たちの気持ちはよく分かります。

トレーニングを止めてしまった人は「やっぱり自分はダメだ・・・」と自己嫌悪に陥ることが多いようです。しかし自分を責めてばかりいても仕方がない。ものごとに取り組むやり方が、たまたま自分には合わなかっただけだったのかもしれない。「頑張る」やり方がダメなら、「頑張らない」やり方を試してみたらどうだろう? こう私は考えました。

とにかく続ける

入門者の場合はとかく頑張り過ぎてしまうことが多いのです。長い目で見ると、トレーニングの強度を高めてゆくことは必要なのですが、それが急速に行なわれると少なからぬ人が挫折してしまいます。

張り切る気持ちに身体がついてゆかない。「1日も休まず」なんて考えでジョギングを続けていると、膝や踵(かかと)を傷めてしまうことが多い。つねに「頑張らないといけない!」と思いつめていると、心がくじけてしまう。

山登りの例に戻ります。

歩き始めはあえてゆっくり足を運んだほうがよい結果を生みやすいのです。そして、その方がより高いところまでゆける可能性が高いかもしれない。ヒマラヤの8000m 峰に挑戦するのに、走って登り出す人はいません。

ウエイトトレーニング・有酸素運動においても同じように考えた方が挫折し難いと思います。トレーニングは長期にわたって持続することが第一です。そして少しずつでいいから向上し続けること。

普通の体力の人がとにかく止めずに筋力トレーニングと有酸素運動を続ける。そして自分の人生をより豊かなものにする。これらを前提にしますと「頑張らないトレーニング」は意外に賢い方法かもしれませんよ。

(喜八 2002-09-19、改訂2007-06-10)

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用語の解説

「クォリティ・オブ・ライフ」 quality of life
略称QOL。「生命の質」「生活の質」などと訳される。たんに命をながらえるよりも、どのような快適な生活が可能かを重視する考え方。欧米のホスピスや治療法選択、障害者の生活改善などが背景にある。日本では、癌や難病患者にからんでの議論が多い。乳房温存療法、直腸癌の神経温存手術、形成外科による機能再建手術などがQOLを重視する代表的治療である。(抄録)
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『大日本百科全書(ニッポニカ)ポケット版』(小学館)より。

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喜八 e-mail: admin@kihachin.net