■ 「ウエイトトレーニングを楽しむ」対談


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子供とウエイトトレーニング

SATO親子のベンチプレス

ポイント

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対談

(喜八)ウエイトトレーニング(筋力トレーニング)を開始する年齢についての疑問があります。たとえば小学校の高学年くらいの子供が本格的なウエイトトレーニングを行なってもよいものでしょうか? これは一般には禁止事項とみなされているようですが。

(SATO)私自身が直接指導するならよい、と答えます(笑)。
しかし、「本格的なトレーニング」の目的が筋肉づくりにあるなら、ホルモンの関係で大人のような筋肉にはならないでしょう(大人でも簡単には大きくできないのですから)。

パワーアップ目的のトレーニングなら大丈夫。
ただし子供だから(成長期だから)効果は大きいと考えない方がよいです。
大人でもそれ程強くならない人もいることを先に理解してください。

(喜八)それでも子供のウエイトトレーニングについての危険性を指摘する人も多いので、どうも気になってしまうのですが・・・。

(SATO)危険ではないか?って、大人でもやり方によっては大危険です!(笑)
もちろん大人と子供では骨格の完成度が違います。
そのため子供の場合は可動範囲をあまり大きくしない方がよいと私は考えています。
書籍には「可動範囲を大きくする方が筋肉は大きくなる」ということが書いてありますが、子供に対しては危険でしょう。
それなら可動範囲を狭くして重量を増やす方がよいのか?と思われるでしょうね。
それもまたダメなんです(笑)。
子供はまだまだ関節まわりの締まりが弱く、高負荷でのトレーニングは障害を起こす原因になると思われます。

あれもダメ、これもダメならどうすればよいのだ〜!っていうでしょう(笑)。

私なら、この中間で・・・。スミマセン、私じゃないんですよね!
それならスロートレーニングをしましょう。
ウエイトを挙げるときに10秒、下げるときに10秒掛けます。あまり可動範囲を大きくしないで、4回できる重さにしましょう。

5回できるようになれば重さを増やします。
少しずつ重くしていくのは大人と同じですよ。
トレーニングに詳しい人なら、スロートレーニングで力の筋肉と持久力の筋肉はどちらがつくのですか? と質問されそうなので答えておきます。

回数の最初の方が持久力の筋肉を使い、後の方は力の筋肉を使う、とされています(ただし、学者さんたちがこれについて研究中です)。

(喜八)スロートレーニングについてはSATO さんと私のお友達である山田豊治さんが詳しく解説しています。
興味がある人は、山田さんの記事「デジタル ストレングス トレーニング」をご覧ください。

(SATO)世界的にも子供のウエイトトレーニングが肯定されつつあります。
アメリカの研究では1セット14〜5回くらいできる重量で、1種目3セットくらいが一番よい、と発表されています。

ただし、これの目的と効果がはっきりしないのが難点です。
アメリカで、子供にも高重量でトレーニングをしてもよいと発表した場合、障害を起こしたときに責任を問われる可能性があるでしょう。そのため、高重量トレーニングはよいとは発表しないでしょう。
また、実験材料に子供を使うこともできないでしょうし(笑)。

私も質問されると簡単には、高重量でもよいとは言いません。
昔、ソビエト連邦で300人近くの子供を対象に実験したときも、最大重量は体重までとしていました。

日本でも昔から、子供に高重量トレーニングをさせている人はいました。
例えば、石を持たせてスクワットや四股を踏ませる。
できるようになれば石を大きなものに替えていく。
スポーツ選手の親が指導していた場合が多いですね。
指導している親はこれがオーバーロード理論を使用したウエイトトレーニングのであるとは知らないようですが(笑)。

人体や石など物の重さを利用したトレーニングをさせているにも関わらず、テレビのインタビューでは「ウエイトトレーニングは子供にはやらせない方がよいですよ」と答えているから笑ってしまいます。ん〜。
鉄1kg と綿1kg は重さが違う、と思っているかもしれませんね。

(喜八)体重でも石でもバーベルでも「ウエイト」を使ったトレーニングには変わりありませんからね(笑)。

(SATO)さて、私が実際に子供を指導した経験から言います。
子供は危険です!(笑)
ウエイトトレーニング自体が危険ではないですよ。
目を離すと反動を使う、勝手に重くする、変なフォームでするなど。
リスクが大き過ぎるため、子供の指導は断りました。

(喜八)SATO さんは息子さんと一緒にウエイトトレーニングをやっていると聞きましたが。

(SATO)私の子供が小学生の時に教えようとしたときも、集中力がない(子供だから当たり前)ので諦めました!
マンツーマンでもこれでした。それがもっと多数だと・・・。

中学生後半からならよいでしょう。
私の息子も中学3年(2002年5月当時)ですが、学校でスポーツクラブ活動があるため、ウエイトトレーニングができません。
部活を引退したら一緒にやろうといってますが・・・。
バスケットボールクラブのキャプテンです。身長は160cm なし(注:その後伸びて170cm 以上になりました)。
もし小さいときから筋力トレーニングをさせていたなら「身長が高くないのはトレーニングのためだ〜!」といわれていたでしょう。
真の原因は小食にあるのですが。

と簡単な説明をしましたが理解できたでしょうか?
理論的・生理学的な答えをすると面白くないし・・・(ハッハッハ)。
「もっと詳しく聞きた〜い」という人はどの部分を詳しくか?質問ください。
難しく答えましょう!(笑)

関連ページ

(SATO、喜八 2002-05-31、改訂2006-12-20)

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喜八 e-mail: admin@kihachin.net