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(SATO)フィットネスクラブなどでは、マシンがメインのところが多いでしょう。
経営者の側でマシンが好まれるのは、利用者の回転率の向上・スペース確保・そして事故防止のためといわれます。
フリーウエイトではバーベルやダンベルが落下する可能性があります。
それに比べると、マシンを使用することは確かに危険防止につながると思います。
またマシンでは可動範囲を限定した設定ができるので、過伸展の事故も防げます。
(喜八)ここで補足しておきます。「過伸展
」とは、例えばカールをおこなっているときに、肘(ひじ)が関節の限界以上に伸び切ってしまうのが該当します。考えただけでも痛そうですね。
(SATO)マシンは軌道が固定されているタイプが多いでしょう。
初心者にとっては、その方がよいと思うかも分かりませんね。
しかし人体は千差万別。マシンの固定された軌道が個々のトレーニーにとって適正かどうかが問題になります。フォームのどの時点かで適正な軌道を外れ、関節や筋肉などに傷害を起こす可能性も大きいのです。
また左右のバランスの違いが分かり難い左右一体型のマシンが多く、そのため正確なフォームがとれない場合があります。
本人は正確に動作しているつもりでしょうが、利き手の側に力が入り過ぎている、または反対に力が入り過ぎているとしても分かり難いのです。
アンバランスなトレーニングフォームは傷害を起こす原因になります。
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(喜八)フリーウエイトだと左右のバランスを失っているときはバーベルが傾いたりするので一目瞭然ですね。ただし初心者だと自分では気づき難いかもしれませんから、インストラクターさんなどにフォームをチェックしてもらうとよいでしょう。
また私の経験では「10秒で挙げて10秒で下ろす」ようなスーパースロー・トレーニングを行なうとマシンのバランスの善し悪しが実感できるように思います。
(SATO)「適正な軌道を外れたために生ずる関節や筋肉などの傷害」、「アンバランスなトレーニングフォームによる障害」などを予防しましょう。
そのためには、初心者は「重量を挙げる!」という意識よりも、筋肉を意識する(重量を筋肉で感じる)ことを大事にして欲しいのです。
それができてから本格的なトレーニングに進んでゆきましょう!
(喜八)トレーニングを開始した直後は、ほとんどの人が面白いように練習重量をアップさせることができます。しかし、ここに怪我や故障の危険があるのですね。
(SATO)マシンを使ったトレーニングのみでコンテストビルダーになった、という人は聞いたことはありません。それは今までのマシンにはフリーウエイトに代わるほど機能の高い物がなかったからだと思います。
最近はフリーウエイトに近いもの、あるいはフリーウエイトでは不可能なことができるマシンがあります。
例えば、全可動範囲において同じ負荷が掛かるマシン。
負荷を小刻みに調節できるマシン。
軌道が微妙に変化し、無理なく使いやすいマシン。
このようにマシンも進化しています。
そのうちマシンだけでコンテストに出場する人も出てくるかも分かりませんね。
喜八さんの通うジムはどのようなマシンですか?
まだ進化する前のマシンなら、筋肉に意識ができてから本格的トレーニングをしましょう。
(喜八)私がトレーニングをしているジムのマシンは「進化前」のタイプのようです。残念ですが・・・。
ところで「使用している筋肉を意識することが重要
」これは理屈としては分かります。しかし実際のトレーニング中に意識してみようと思うと、これがなかなか難しいのです。なにかコツのようなものはないでしょうか?
(SATO)ユックリと挙げ下げすると、筋肉を意識しやすくなりますよ。
例えばベンチプレスの動作中のある一定部分では胸に効き、別の一定部分では肩に効くということが分かるようになります。
胸に効かせたい場合、マシンの軌道を変えることはできないのですから、トレーニー自身がマシンに合わせて、動作の中でフォームを変える必要があります。
しかし、この方法は実際には難しいので、効く可動域だけを挙げ下ろしするやり方(パーシャルレンジ法)もあります。
(喜八)これまた初心者には難しいテクニックのようですね。
(SATO)筋肉を意識できるようになれば、マシンの長所を生かしたトレーニングが可能になると思います。
フリーウエイトとマシン、それぞれのメリットとデメリットを理解してウエイトトレーニングを実施して欲しいですね。
(SATO、喜八 2002-07-05、改訂2006-12-21)
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