■ 「ウエイトトレーニングを楽しむ」対談


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筋肉痛なしで効果を!

SATO(ボディビル・コンテスト出場)

ポイント


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対談

(喜八)一般に筋力トレーニーは筋肉痛を好む傾向があります。重いバーベルやダンベルを持ち上げた結果、筋肉痛になると喜ぶというちょっと変わった人たちです(笑)。SATO さんにも私にもその傾向がありますね。

ところで、世の中には「筋肉痛は大嫌い」「できれば筋肉痛なしでトレーニングをしたい」という人も少なくありません。つい最近まで私はこの事実に気づかないでいました。ついつい自分を基準に考えていたのです(汗)。

今回は「筋肉痛なしで筋肉はつくものなのか?」というテーマに取り組んでみたいと思います。

(SATO)ボディビルコンテスト出場者なみの筋肉をお望みなら、筋肉痛を完全に避けるのは難しいと思います。 ボディビル的なトレーニングでは短期間で筋量を大きく増やすことが目的になりますから。

ところで「筋肉痛は大嫌い=運動が大嫌い」ということではないですね?
もしそうなら「ウエイトトレーニングを楽しむ」なんてサイトには来ないでしょう(笑)。

もしかすると筋肉痛が嫌いな方は、以前、運動によって日常動作が困難ほどの筋肉痛に襲われた経験があり、そのため筋肉痛が嫌いになったのではないでしょうか?

私も中学生の時のクラブ活動で、トイレでしゃがむことも困難なほどの筋肉痛を経験しました(数日間ですが)。
当時の部活動は筋肉痛のみならず運動自体がハードで「心臓が壊れるのでは!」と感じる程でした。
しかし身体が運動に慣れると筋肉痛も減少していくことが、このときの経験で分かりました。
その後もエアロビクス的な運動(有酸素運動)が多く、心臓が壊れそうな状態は続きましたが。
私は筋肉痛よりも有酸素運動が嫌で嫌で堪らない少年でした(笑)。

本格的にウエイトトレーニングを始めた20歳の時もキツイ筋肉痛が襲ってきました。
これは最初からいきなりハードなトレーニングを実施したためです(思えば無茶でした)。
ところが慣れてくると、筋肉痛がなくなりました。
当時の私は「筋肉痛=筋肉の発達」だと思っていましたので、更にハードなトレーニングをしました(取り扱う重量を増やしました)。

その結果、一般の方よりはパワーもつきましたし、筋肉量も増えました。

しかし、私ほどはハードなトレーニングをしていないのに、私より筋肉の発達が顕著な方が多くいることも分かってきました。
この点に気づいたのは、私が筋力トレーニングを始めて数年経ってからのことです。
それもトレーニングジムの仲間を見ていて気づいたのではなくて、一般の会社事務所等の知り合いを見て偶然に気づきました。

知り合いのうち数名の方々は自宅で運動をしてハイレベルな筋肉がついているのです。
もちろん、ダンベルなどの器具を使った本格的筋力トレーニングではなく、腕立て伏せのような自重運動(自分の体重を利用して行なう運動)です。
私の目の前でそれらの運動をして頂きました。

それまでの私は自重運動ではそれほど筋肉がつくとは思っていませんでした。
自重運動により筋肉を発達させた方々の運動法を多く見ることで一定の筋肉発達方法が分かってきたのが、私が30歳を越えてからのことです。

筋肉痛の話に戻ります。
先ほどの自重運動で筋肉を発達させた方々の殆どがそれほどの筋肉痛を経験していないのです。
なぜなら最初から筋肉痛が発生する程のハードなトレーニングをしないからです。
しかし、ハードトレーニングをしなくても、筋肉が発達しているのです。

つまり筋肉痛を求めなくても筋肉は発達するという「生きた見本」です。

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ダンベル・バーベル・筋トレ器具

(喜八)ところで筋肉痛において個人差はどれだけあるのでしょう。

筋肉痛が起きやすい人・起きにくい人。
直ぐ治る人・なかなか治らず長引く人。
筋肉痛の程度が人より激しい人・軽い人。

さまざまな「個人差」がありそうです。

SATO さんがトレーニング指導をされていた人たちのあいだで「筋肉痛の個人差」はどれだけあったでしょうか?

(SATO)筋肉痛というのはきわめて個人的な体験なので、私が指導したとはいえ、個々の方の筋肉痛の度合いまでは分かりませんが・・・。

慣れてくれば殆どの人は無理のないトレーニングをするようになります。
この場合、筋肉痛は軽くなるか、あるいはなくなります。
最初は慣らしトレーニング、徐々にトレーニング量を増やすという方法をとると、ほとんどの方は酷い筋肉痛は起こしません。

ときには事前に「筋肉痛を起こします」と宣言して、トレーニング指導を行なうこともあります(競技者の方の場合などです)。
翌日のトイレで脚の筋肉痛で泣きながら腰をおろした方もいましたよ(笑)。

成人の方で運動を行なうのが初めて、あるいは運動をやめてから長期間経った人の場合は慎重に指導します。
ジム初日は、本人が運動している実感がない程の軽いトレーニングとします。 それでも翌日にはほんの少しだけ筋肉痛があります。

小学生や中学生の指導を行なうときは、また違います。
彼らは日頃暴れまわっていますので、少し位ハードな運動をしても筋肉痛は起こりません。

一般的に言って、筋肉痛が発生するかどうかは、身体が運動に対する慣れがあるかないかの違いだと思います。
(もちろん、トレーニングの方法、年齢、体質、食生活などによっても違いがでてくるでしょう)

(喜八)筋肉痛が嫌いな方でも徐々にトレーニングの強度・量をアップさせてゆくことで、筋肉痛は避けられるということですね。筋肉痛が「嫌いではない」方の場合でも、無理に筋肉痛を追求する必要はない。

それでは極端な質問ですが(笑)、筋肉痛が嫌いで運動自体も嫌いという方が筋肉をつけることは可能でしょうか?

(SATO)う〜ん、それはどうでしょうね(笑)。

私が筋力トレーニング指導をした方々の中には、運動なし、筋肉痛なしで筋肉だけ欲しいと言われる方はいませんでしたよ。

運動も嫌い、筋肉痛も嫌い。
しかし筋肉をタップリつけたい方が、もしいらっしゃいましたら「それは無理でしょう」とお答えするしかありません。
アメリカでは整形外科的な手法でシリコンなどの人工物を体内に挿入することも行なわれているようです。
が、「ウエイトトレーニングを楽しむ」精神の我々には関係ないことだと思っております。

「筋肉をつけたいけれど少しでも筋肉痛がでるのは嫌だ」と言う方でも、一般の人々が「格好良い」と思うくらいの筋肉をつけることは充分に可能です。
ただし、ボディビルコンテストに出場するほどの筋肉は無理だと思います。
また、結果をだすには多少時間が掛かるかもしれません。

筋力トレーニングによって筋肉が発達するかどうか?
これはホルモン放出の個人差によって、結果が大きく異なるようです。
つまり、先天的な「素質」によって、筋肉が発達する度合いにも「個人差」があるということです。

ふたたび結論を言えば「筋肉痛なしで効果を得る」ことは可能です。「運動は好きだけれど筋肉痛は嫌い」という方でも、徐々に身体を慣らしてゆくことで、筋肉痛なしで筋肉をつくることができるのです。

ちなみに筋トレ好きの方々の場合は「達成感のための筋肉痛欲」が大半を占めるのではないでしょうか(笑)。

(SATO、喜八 2007-07-04)

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参考ページ


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