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(喜八)SATO さんは筋力トレーニングの「パーソナル指導(個人指導)」もされていますね。現在、フルコンタクト系の3人の空手家さん(男性2人・女性1人)に指導をされているのは私も知っています。今回はこの「パーソナル指導」についてお聞きしたいと思います。
もっとも私自身はトレーナーによる個人指導を受けたことがありません・・・。まずは具体的に(実例に即して)指導の進め方を説明していただければ、と思います。
(SATO)それでは女性空手家Kさんを例にとって解説します。
Kさんは「世界選手権女子軽量級優勝」の実績をもつ強豪選手です。
私は「パワフル美女」と呼んでおります。
なお、クライアントの個人情報は、本人から公表の依頼がない限り、私が他で公表しないことを原則にしています(有名、無名に係わらず)。
今回はあらかじめKさんの許可をとっております。
まず筋力トレーニングを実際に行なう前に、Kさんの詳細なトレーニング目的をお聞きしました。
Kさんが望んでいる本当の目的を知るための会話が中心になります。
そして、
(1)試合前3ヵ月間でパワーをつけるか
(2)各筋肉群の協調を強化するか
どちらを優先させるかを決めます。
ちなみにKさんの場合「パワー優先」でした。
方針が決まった後「1週間に1度・1〜2時間」ペースの筋トレを実施しました。
「(1)パワー優先」なので3ヵ月後(試合当日)の目標数値に合わせながらパワーアップを図りました。
なお、「(2)協調優先」なら、パワーアップと筋肉作りの中間的トレーニングを実施します。
(喜八)まずクライアントと会話されるわけですね。どんなことを話されるのか? もう少し詳しく解説してください。
(SATO)それではKさんの例を離れて一般論でお答えします。
それぞれの方の目的に対応するウエイトトレーニングの方法を説明します。
ご本人の希望に沿い、目的に合う方法を説明します。
生活環境・トレーニング歴などを詳しくお聞きします。
現在の筋力を知るため簡単な事前トレーニングをします。
それから大まかなメニューを決めます。
ただし本人の体調によりメニューは毎回変化します。
大筋は変わりませんが。
無理なくできる目的達成までのクライアントの体力の変化も、先に予告します。
限られた期間で達成できる範囲を知ることで達成感もあります。
ただし、誰でも同じような身体になれる訳ではないことを理解してもらうのは大変ですが・・・。
(喜八)ところで個人指導を受ける場合、費用はどれくらいかかるものなのでしょうか? ぶしつけかとは思いますが(汗)、この点を知りたいという方は少なくないでしょうから・・・。
(SATO)私の場合「/strong>1回1時間6千円」です。
短期間では効果が現れにくいので、基本的に「3ヵ月以上」の契約になります。
「3ヵ月=12週」とすると「6千×12=7万2千円」です。
もちろん、報酬額はトレーナーにより違いがあります。
私は大阪では高い部類ですが、高給をもらうプロのアスリートからの依頼なら「1年間3千万
」という契約もあるそうです。
ちなみに「基礎フォームだけの指導」なら1ヵ月でもいいですよ。
(喜八)トレーニングを行なう場所はどんなところを使うのでしょうか? 普通の民間フィットネスクラブ等をビジター利用すると、(2人分で)結構な金額になってしまいますね。
(SATO)殆どの方がすでにどこかのジムの会員になっていますから、そこに私も入会しての指導になります。
場合によっては、なるべく安いジムの会員になってもらうこともあります。
(喜八)となると、その分の費用もかかるわけですね。実際にどのような方がパーソナル指導を受けられているのでしょうか?
(SATO)「本気のトレーニング目的がある方」がメインですね。
本気でないなら、お金がもったいないですから。
健康管理が主目的の方なら、ジムのインストラクターに指導して頂くことを勧めています。
スポーツ補強以外では「本気でトレーニングリハビリをされている」クライアントさんもいらっしゃいます。
(喜八)最後にパーソナル指導について思うところを述べてください。
(SATO)「トレーニング指導はメニューを教えることである
」と思っている初心者の方がいます。
しかし、それは間違いなのです。
たとえば最近「トレーニングメニューを教えて下さい
」とメールが多く届きます。
ほとんどが初心者なのです。
「目的が分かればメニューは簡単に
」と思っているのでしょう。
そんなに簡単ならトレーナーは要りませんよ(笑)。
筋力トレーニングの方法は幾らでもあります。
プロトレーナーは多くのトレーニング方法を理解している必要があります。
そして指導する際にクライアントに合った方法を選択できなければなりません。
個人の肉体的個性や、考え方を理解しないと効果がでるのに時間が掛かります。
トレーニング指導は現場主義でなければならないでしょう。
効果を早くだすには「最初に基本を身体で覚える」のが一番です。
ただし「効果を早く出す=辛いトレーニング」ではありませんよ。
以前は私も「一生懸命に教えるのが一番の顧客サービス」と思っていました。
が、それでは続く人が少ないのです。
まずは「楽しくきつくなく効果をだす」ということを考えて指導するようになりました。
(SATO、喜八 2006-08-10)
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