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やや古い話題です。
シドニーオリンピック女子マラソンで優勝した高橋尚子選手はゴール後に、満面の笑みを浮かべながら「とっても楽しい42.195キロでした」と名セリフを残しました。
TV中継を観ていた、マラソンのことなどほとんど知らない私にも、これが実にハードなレースであったことはよく分かりました。37キロ付近より後は、1秒1秒がまるで拷問にかけられているような苦しさであったはずです。
しかも後ろからは「世界一粘り強いランナー」リディア・シモン選手が追撃してくる。
あたかも公開の決闘を見ているような息詰まる場面が続きました。あのデッド・ヒートでは「もう駄目だ」と思ってしまった方が負けたでしょう。そのようなレースを走り終えた後に「とっても楽しい42.195キロでした」といいきれる高橋選手の精神に学ばねば、とナマケモノの私も痛感しました。
高橋尚子選手は日常的にハード・トレーニングを行なうことでも有名です。常人ならハダシで逃げ出したくなるほどの過酷な練習を高橋選手は、何故やり抜くことができるのでしょうか?
高橋選手の発言を聞いていると「走るのが大好きだから」というメッセージを繰り返し発信していることに気づきます。
「自分はマラソンが好きだ。だから、とことんまでやる」
これが高橋尚子さんの原動力であるように思います。
高橋さんにはおよびもつかない私ですが・・・。我が身を振り返りますと、自分も楽しいからウエイトトレーニングを続けているのです。誰かに強制されたわけでもなく、自分がやりたいからやる。自分にとってトレーニングは仕事でもなければ義務でもない。
「トレーニングは楽しい」
「楽しいからとことんやる」
「自分の限界はまだまだずっと先にある」
これが高橋選手から学んだ「頑張らない(いまを楽しむ)トレーニング」の原則です。
(喜八 2002-10-29)
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